プッシュプル型換気装置とは
開放式プッシュプル型換気装置とは
開放空間においてプッシュフードから吹出した空気がプルフードへ吸い込まれ、その間に一様の気流(一様流)をつくりだし、その中で発生した有害物質を捕捉して排気する換気装置です。
吸引するだけの局所排気装置と比べて広範囲の発散源を捕捉することができ、さらに局所排気装置より少ない風量で換気できます。
吸引するだけの局所排気装置と比べて広範囲の発散源を捕捉することができ、さらに局所排気装置より少ない風量で換気できます。
また、対象となる作業場の空間を仕切り等によって囲うことなく換気できるので、作業スペースを有効に使え、かつ作業者に対しても開放感があり、作業性を損ないません。
開放式プッシュプル型換気装置は、労働安全衛生法の各規則において構造要件・性能要件が定められています。
プッシュプル型換気装置は、「有機溶剤中毒予防規則」、「粉じん障害防止規則」、「特定化学物質障害予防規則」、「鉛中毒予防規則」の主要四則すべてにおいて有効な換気装置として認められています。
気流比較:良いプッシュプルと悪いプッシュプル
高性能開放式プッシュプル型換気装置 KOKENLAMINAR(コーケンラミナー)
コーケンラミナーは構造要件・性能要件を満たす開放式プッシュプル型換気装置です。性能要件を満たさないプッシュプル型換気装置は、かえって有害物質を拡散させてしまうこともあります。
性能の確かな開放式プッシュプル型換気装置の気流には一様性の高さが求められます。
コーケンラミナーは、独自技術により開発されたプッシュフードとそのプッシュフードがつくりだす一様流をバランスよく吸引する風量設計の技術によって、微風速かつ一様性の高い同一ベクトル集合流※をつくりだします。
※同一ベクトル集合流
・微風速(1.0m/s以下)でも有効なプッシュプル換気が可能。
・気流復元性が高いので障害物があっても拡散しにくい。
・少ない風量でしっかり換気ができる。